先日、冥王星が惑星では無くなってしまいました。
幾度となく、そのての議論を聴いたり、記事を読んだりしてたのですが
ついに、その日が来てしまいました。
今回の話、冥王星が惑星ではなくなった日の一週間ほど前。
セレス、カロン、2003UB313などの天体を加えて、太陽系の惑星を増やす。
なんて提案があったんです。
それを受けて、国際天文学連合に起案されたのが
”冥王星をはずしてしまえ”という意見。
これは、まさに薮蛇か。それで結局はずしてしまえ案が通ってしまった。
あぁ、気の毒に冥王星・・・
ま、前記の
カロンなんて冥王星の衛星で、
大きいから二重惑星といった解釈が議論にもなってましたが。
冥王星小さいしなぁ・・・(エッジワース・カイパーベルト天体に含むなんて話も昔ちらほら)
冥王星は
”プルートゥ”といいます。
ローマ神話における冥府の王(神)。(ちなみに
カロンは冥府の川、アケロン川の渡し守です。)
プルートゥは、ギリシャ神話における
”ハデス”のことです。
オリンポス12神の最高神”ゼウス”(木星)の兄上ですよ、兄上!あぁ・・最高神の兄貴が惑星から除外なんて気の毒。
同じく兄貴の
海王星”ポセイドン”、親父の
土星”クロノス”、祖父の
天王星”ウラヌス”に比べて、この仕打ち。やはり冥府の王には孤独がお似合いなのか!
アニメや漫画、空想の世界でも
”太陽系最果ての惑星”の位置づけから、
銀河鉄道999では機械の体を得た人の、生身の体の墓場。
宇宙戦艦ヤマトではガミラスの最前線基地。(そう、あの前半のヤマ場、反射衛星砲ですよ!)
そして、私の好きな鉄腕アトムの”地上最大のロボット”の100万馬力の”プルートゥ”!
結構でてくる冥王星。一番遠い惑星はミステリアスで魅力的。空想を掻き立てられる。
一番遠い天体が”冥王”なんて昔の人はロマンチック。
科学者の方々にはロマンは要らないのだろうが。
何とか”名誉惑星”とか”古典惑星”とか言う呼びかたには、ならんもんかねぇ。
ちなみに、冥王星はとても小さいです。月よりも小さい。
最後に冥王星の赤道半径を『 1 』とした時の太陽系の主な天体の大きさ数値を参考までに。
だいたいやで。(自作なんで)
冥王星 1
カロン 0.51
2003UB313(前記の惑星候補)1.46
太陽 600.86
ガニメデ 2.26(木星の衛星)
木星 61.63
ティタン 2.21(土星の衛星)
土星 51.95
水星 2.10
天王星 22.03
カリスト 2.06(木星の衛星)
海王星 21.34
イオ 1.56(木星の衛星)
地球 5.49 月 1.49
金星 5.21
エウロパ 1.35(木星の衛星)
火星 2.92
トリトン 1.16(海王星の衛星)
下の画像は左下の角から”水金地火木土天海冥”で並んでます。
右上の白い粒が冥王星、左下から3番目が地球。こんなに惑星によって大きさが違う。
いや~宇宙って面白い。
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- 2006/08/28(月) 14:10:57|
- 研究
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ティタンティタン(ティーターン、ギリシャ語|希Τιτάν、英語|英Titan, Titans)は、ギリシア神話・ローマ神話に登場する神々。巨大な体をもつとされ、しばしば巨神族と訳される。英語ではタイタン。ティターンと表記される事もある。狭義では、ウラノスとガイア
- 2007/03/20(火) 03:21:32 |
- 神話&神々の研究